人生に迷った弁護士の備忘録

大手法律事務所に入ったのになかなか合わず、これからの人生に迷っている弁護士の日々の備忘録。書評が多め(の予定)。

不毛とか有用とか

こんばんは、しゃもじです。

4連休も終わりそうなので、ブログ更新しておきたいと思います。

みなさんは何をしましたか?私は本を数冊読んだぐらいで、基本的には何もしてません。

先ほど、Twitterで「不毛な4連休を過ごしたとしか言いようがない」とツイートしたら、某先生から「人生は基本的に不毛です。」というありがたいお言葉をいただき、確かにそんなものだなあと思っているところです。

 

自分でツイートしておきながら無責任なのですが、「不毛」という言葉の意味をしっかり確認したことないなあと思い、ググってみたところ、こういう意味だそうです。

 

  1. 土地がやせていて作物や草木が育たないこと。また、そのさま。「不毛な(の)地」

  1. なんの進歩も成果も得られないこと。また、そのさま。「不毛な議論」

不毛(ふもう)の意味 - goo国語辞書

 

2の意味が一般的な使い方でしょうか。思ってた意味と大体一緒だったのでよかったです。笑

 

最近、インハウスだと弁護士でなくてもできる仕事をやらされて辛い的なツイートが話題になっていました。これもある意味不毛な仕事させられて辛いって変換できますかね(進歩や成果はあるかもしれないからちょっと違う?でも、自分にとっての進歩や成果がないので、あってるのかもしれません。)。これはインハウスじゃなくてもありますね。この前、私もクライアントからパスワード付きで送られてきた100ファイルぐらいのパスワード全部解除するとかやりましたし(夜に頼まれたので、秘書さんにも任せられず。。。)。というか、今やってる仕事の9割ぐらいは弁護士じゃなくてもできる仕事だと思ってます。

 

インハウスの弁護士やアソシエイトがこのような業務構成になるのは、しょうがない面があると思います。

まず、私の大好きなクワドラントから考えたらこうなるに決まってます。インハウスは完全な労働者ですし、アソシエイトもほぼ労働者なので、基本代替性のある仕事が回ってきます(労働法の労働者性の話ですね。)。企業や大手事務所が組織化して業務を行っている以上、仕方のないことだと思います。もっとも、私のようなアソシエイトは一応秘書さんがついているので、本当に時間がかかって自分がやる必要ないものは秘書さんに仕事を振れるので、その点ではインハウスの先生方より恵まれているとは思います。

あとは、特に若手弁護士に言えることですが、根本的に弁護士として価値のある仕事を行うスキルや能力がその人にないということも挙げられると思います。その人に経験がないのだから、まずは誰でもできる仕事をこなしてもらって、そこから少しずつ経験を積ませるというのは普通に当たり前というかしょうがないと思います。

 

本当に自分の中で弁護士としてやりたい仕事だけをやりたいならば、人に頼らず全部自分でやれっていう話になると思います。少々言い方は乱暴ですが、インハウスやアソシエイトという他人に雇われ(一時的には)安定した収入を得られる立場を選んでいるのに、その上で仕事も自分がやりたいことや価値のあるものを選ぶというのは少し贅沢言いすぎだと思います。

 

こんなこと言ってますが、不満を持つ気持ちはわかります、というか数ヶ月前は同じようなこと思っていたので笑 内部昇進を考えている人は、今はしょうがないと思ってやるしかないんでしょうね。私とか出る気満々なので、この数ヶ月すら無駄な気がしていますが。。。

 

しかも、私は人に仕事任せるのってちょっと怖いんですね。あとは何かあった場合も自分がやったらしょうがないなと思えるというのもありますし、指示する時間や確認の時間考えると自分でやった方がいい(場合が多い)というのもあります。

この辺については、こちらも私が大好きな石原明先生が、他人に業務を任す場合、期待はしていいが依存はするな(依頼心は持つな)ということを言っています。

www.ishihara-akira.com

その通りだと思いますし、仕事ではこのマインドでできているのではないかと思います。1人でできる部分は全部1人でやって、必要最小限の部分だけ他人に任せたいと思ってるんで。ゴリゴリの個人事業主向きなんですよね。組織で生きるのは辛いタイプです。。。

 

仕事では」と書きましたが、プライベートでは人に依存しまくって生きたいタイプなので、独り身は辛いですね笑(俗にこれをメンヘラという?)

 

これ以上続けると変な方向に議論が進んでいきそうなので、今日はこの辺で終わりにします。

ではまた。